腰痛2

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 長時間立っているのがしんどい・朝起きると腰が痛い・生理時に腰痛になる/腰の痛みが増す・腰・おしりのマッサージで楽になるがすぐに元にもどる・どんな体制を取っても腰が痛い・腰痛がきつくて寝返りがうてない・腰回りの冷えやむくみも・腰痛だけでなく肩こりも・頭痛や不眠も・ストレスも大きい・何回も腰痛やぎっくり腰を繰り返している・お医者様に痛み止めの薬や湿布を処方され様子を見ましょうと言われる・レントゲンやMRIで骨や神経の異常無しと診断されるが痛い。
施術風景_009 体の捻れ(骨格の歪み)が痛みの原因として認められていない事が理由のひとつですので病院での治療が痛み止めの処方と湿布薬になってしまうのも致し方ないのです。レントゲンやMRIで「見える」ヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)あるいは内臓疾患などが腰痛の原因として判断されるのが15%。ここで画像診断でも明確な線引きが難しい腰椎や骨盤の歪みなどからくる腰痛は原因不明とされます。そしてこの骨格の歪みは腰やおしり周辺の筋肉や自律神経の緊張を招き、腰痛の原因となります。欧米ではカイロプラクティックと言って、骨格の歪みを体のトラブルととらえて矯正をする「医学」が存在します。日本では民間療法として存在しますし、骨格矯正はカイロプラクティックだけでなく色々な形で存在します。
 ☆次のいずれの状況も念のために「すぐに」病院で診てもらいましょう:- ぶつけたりケガによってはじまった腰や骨盤の痛み- 体を動かさなくても強く痛みが出る腰痛など- 特にきっかけもなくはじまった激しい腰痛- 未成年のスポーツがらみの腰痛- 他の症状をともなう状況(血尿・血便・高血圧・動悸・吐き気・発熱・腹痛など)
腰痛やぎっくり腰の原因:腰痛やぎっくり腰の多くは腰周辺の体の捻れ(骨格の歪み)が直接の原因です。腰椎や骨盤(仙骨)の歪みが腰周辺の筋肉を緊張させ痛みを生じさせます。
 腰椎や仙骨の歪み:・腰椎 ・・・ 背骨の下部で、骨盤の上に乗っている5個の骨・仙骨 ・・・ 骨盤の中心部分で仙椎と呼ばれる5個の骨が束ねられたかたまり腰痛の時に必ず検査すべき腰椎 ぎっくり腰の時に必ず検査すべき仙骨 腰椎はいわゆる腰の骨で、特に仙骨に近い下の三つ(腰椎3番、4番、5番)が色々な影響を受けやすいこともあってバランスを崩しやすい箇所です。ヘルニアなども起こりやすい所です。仙骨は5個の仙椎と呼ばれる骨が縦に並んで固まった骨と言われていますが、腰椎ほど可動域はないものの動きます。そしてこの仙骨も体の他の部分とバランスを取っています。また(仙骨のバランス)=(骨盤のバランス)の一面もありますので、ここも腰のバランスに大きく関係してます。なお仙骨(仙椎3番)の歪みがきつくなると坐骨神経痛の原因にもなります。そして腰椎と仙骨はどちらかだけが歪むことはなく、隣接しているため歪む時はだいたい両方一緒に歪みます。ただしどちらが歪みの中心になるかによって痛みの出方などが変わってきます。この腰椎と仙骨のバランス(骨格)はともに普段の姿勢や体全体の使い方さらにストレス状態などが大きく影響します。
 筋肉の緊張:そして腰椎や仙骨の歪みは腰まわりの筋肉の緊張の原因になります。緊張の続いた筋肉は最終的に悲鳴を上げ、その箇所だけでなく広範囲に痛みを感じさせます。これがいわゆる整体で言う腰痛の直接の原因になります。イメージとしては、脊椎のS字バランスがいい状態はキレイに縦に積まれたダルマ落とし。そして骨格の歪みがある状態は崩れかけているダルマ落とし。キレイに積まれているダルマ落としは安定していますが、崩れかけているダルマ落としは非常に不安定でちょっとした力で崩れてしまいかねない状態です。
 腰痛の原因 :人間の骨格の場合、その不安定な状態をなんとかしようとするのが筋肉。不安定な状態が続けば安定させるために筋肉はずっとがんばり続けます。そしていつかギブアップのサインの痛みを発症します。また緊張した筋肉は血行不良の元になり、老廃物などがたまってさらに状態を悪くします。大腰筋や小腰筋や腸骨筋から構成される腸腰筋 おしり周辺の痛みに関与する殿筋 坐骨神経痛に大きく影響する梨状筋 余談ですが、30年以上前に発見されそして開発されたトリガーポイント治療というものがあります。米国式ツボ療法と思ってもらえればいいと思います。概要ですが、トリガーポイントとは筋肉の硬結(一部が硬く緊張した点の事)をいい、この硬結をきっかけ(トリガー)に他の部位にも痛みを感じさせるものです。(例えば腰の痛みはおしりや腿(もも)の筋肉の硬結から)そして治療内容はこの硬結に強めの圧を一時的に加えることによって血流が強制的に改善され硬結(緊張)が抜けると言った内容です。もちろん筋肉の緊張の緩和や血行改善の効果もありますが、骨格を整える意識・細かい検査はそこには存在しません。また受ける方によっては押される痛みもきついですし、逆に筋肉のダメージを被る場合もあります。私見ですが、この療法は普段から体を使ってらっしゃる基礎体力がそこそこある方に向いた内容だと思います。よってこれからこの治療を受けようと思う方はよく検討されてください。
 ぎっくり腰:急性の腰痛、ぎっくり腰は突然くるイメージがあります。しかしほとんどの場合は普段からすでに体の歪みによる負担をかけていて、くしゃみや顔を洗うための前かがみなどでとどめを刺した状態の事をいいます。人によっては少しずつ負担が増えていっても自覚なくギリギリの状態になってる事もありますし、目立つきっかけなく発症する場合もあります。ただ多くの方は普段から腰の重さや疲労感を自覚しているものです。
 腰の骨格の歪みの原因:ではなぜ腰椎や仙骨は歪むのでしょうか?代表的な歪みの原因として:・普段の姿勢が悪い・長期のお腹の不調・顎の歪みと噛みしめがきつい・(両)手首の使い方のバランスが悪い・捻挫や足首の硬さを放置。大雑把にくくると、腰周辺の骨格そのもを悪い状態に保つ状況がひとつ。もうひとつは腰椎や仙骨とバランスを取っている体の他の部分の歪みによるもの。さらにストレスや睡眠不足が歪みを強調する状況もあります。
 悪い姿勢:普段から横座りや足を組む、背もたれにどてっと寄っかかって座る、片足体重で立つ、腹痛に耐えてる状態など典型的な悪い姿勢です。そして長時間腰椎や仙骨の骨格がアンバランスに保たれるとそれが体のクセとして根付きます。そして根付くと言うことは次の手首や足首など他の部分の歪みにもつながります。悪い姿勢は腰痛の原因。
腰周辺とバランスを取る部位:腰椎や仙骨とバランスを取っているところは色々とありますが、代表的なところで頭(頭蓋骨)や首、手首、足首、顎といったところでしょうか。体は全体でバランスを取っており、お互いに繋がってない場所はないと言ってもいいくらいです。そしてこれらの箇所がなんらかの習慣やクセで捻れると腰や骨盤も捻れます。例えば片手を思いっきりぐーっと内側に捻ってみて下さい。背中や腰が捻れるのがわかりますよね?これは極端にやってるからわかりやすいですが、手首や腕のわずかな捻れも自覚しにくいレベルで体を捻ります。つまりわずかな腰の歪みの原因になり、少しずつ負担をかけていき腰痛につながります。というような状況もある中、顎関節症の方の多くは腰痛持ちも実はなんら不思議ではないのです。全部つながっているんです。(顎関節症に関してはこちらをごらんください。)体全体と腰や骨盤とのバランス 。
 ※自分でできること:ここでは腰痛の時に自分で出来ることをお伝えしますので参考にしてください。また行う上で必ず次を守ってください。★ いずれも『行っている最中』や『行った後』に痛みが増すようであればすぐにやめること★ 自己責任で行うこと
 ・歩く・動く・血行促進・保温・コルセットの使用・十分な睡眠・ストレスの理解・発散
あわせてストレッチや体操や正しい姿勢などもお伝えしたいと思うのですが、腰の状態によって行うべき内容が違いますので、うまくお伝えできる方法を吟味した上でいずれ提示いたします。なお整体を受けていただいた方にはその場でアドバイスさせていただきます。各項目を簡単に説明します。
 歩く・動く:腰痛やぎっくり腰ともに、痛みがきつくならない範囲でどんどん動いてどんどん歩くこと。そして歩くときは荷物などを持たずに腕を軽く振ってください。特に歩くことは体をある程度バランス良く動かすことになるので、動きにくくなっている関節に動きを付け歪みを多少なり改善できます。また動くことによって体温があがって血行が良くなり、筋肉の緊張を緩めたり老廃物などの排出が促され、症状の緩和につながります。さらにきちんと骨盤を立てて歩くことによっていわゆる腰のインナーマッスルが鍛えられるので、腰のバランスも安定しやすくなります。ただでさえ現代人は運動不足なので腰痛予防としても普段からもっと歩くべきです。そして歩く距離や時間はいきなりは伸ばさず徐々に増やしましょう。ただし骨盤の前後の傾きが極端に悪い方(これも歪み)は歩き続けると痛みや腰の重さが増す可能性がありますので無理はしないでください。腰痛やぎっくり腰の時には無理のない範囲で動くこと 。
 血行促進・保温:腰痛に限らず体を温かく保つことは健康にとってとても大事。腰痛の場合は特に腰・お腹・おしりを常に温かくしておくこと。自分の手で触ってこれらの部位が冷たいならばただちに温める工夫をしましょう。「歩く・動く」でも言いましたが、体温をあげて血行を良好に保つことによって老廃物などの排出や筋緊張の緩和が望めます。冬場なら時間が許す限り遠赤外線効果のあるヒーターなどで体の芯までゆっくりと温めたり(低温やけどに注意)、腹巻きや貼るカイロ(服の上から)で温めたりしましょう。夏場でもエアコンの効いてる場所では厚着をする、ひざがけなど腰に巻く、極端に寒いところならば夏であろうと腹巻きやヒーターを使用してでも温かく保つべきです。(ちなみに肩こり・首こりも同様に少なくとも首肩を温かく保ちましょう。)腰痛は腰やおしりやお腹を温かく保つことが大事 。
 コルセットや腰痛ベルトの使用:コルセットや腰痛ベルトは「常用」しないこと。この様なサポーター的なものに頼りすぎると腰周辺の筋肉が弱くなり、ないと動けない体の使い方が身に付いてしまいます。腰痛ベルトやコルセットはどうしても腰痛がきつくなりそうな動作の時に使う。それ以外は緩めるなどして臨機応変に使いましょう。なおコルセットや腰痛ベルトにはいくつかタイプがあります。自分でどのコルセットやベルトを使うべきか見極めるのは難しいかもしれませんが、情報だけでも頭にいれておいてください。ひとつは腰椎を固定するコルセット。いわゆる腰(おへその高さのお腹周り)を固定するもの。もうひとつは骨盤を固定するコルセット。おへそより下(下腹部)辺りのおしり周りを固定するもの。
さらにもうひとつは腰椎も骨盤も両方固定するコルセット。それぞれ意味合いが違いますから、本来は「正しく装着」した上で楽になるかどうかで使用を決めるべきでしょう。腰痛のためのコルセットの使用 。
 十分な睡眠:腰痛の時は痛みで横になるのもつらいかもしれませんが、可能な範囲で十分に睡眠を取るようにしましょう。睡眠不足はストレスレベルを高め、自律神経を乱し、体の緊張(痛み)を増幅させます。横になる時はどんな格好をしてもいいので一番腰痛が楽になるポジションを探しましょう。例えば横向きになる、抱きまくらを抱える、座布団をあしの間にはさむ、丸めた布団の上にうつぶせになる、片足を曲げるなど。もちろんのことながら、寝るときも腰やおしりやお腹は冷やさないようにしましょう。睡眠不足は腰痛に関係している 。
 ストレスの理解・発散:「腰痛で苦しんでるときになにをしろって?」って思われるかもしれませんが、可能な範囲でしっかりとストレスを発散する、何にストレスを感じているのかを理解する、という事は非常に大事です。特にあからさまにストレスと感じていることよりも、意識できていないストレスの方が大きな要素になりがちです。例えば致し方なく取っている行動やいやなのに受け入れていることなど、これはストレスなんだと自分で意識するだけでも体への影響を軽減できます。ストレスは自律神経を高ぶらせ痛みを増幅させますが、同時に噛みしめやしかめっ面などを招きます。顎は首・腰・骨盤のバランス、額は首や骨盤やお腹のバランスとも大きく関係してますので、額や顎のアンバランスな力みは体の歪みや腰痛の原因・助長になります。また普段から噛みしめている方は唇は閉じていても上下の歯はくっつかないに意識する。しかめっ面をしている方は鏡などを見て額をリラックスさせる。などなど表情を意識的に改善してください。馬鹿げているように聞こえますが、腰痛で苦しい思いをされていても痛くないと思いながら笑うぐらいの気持ちの方が楽になりやすいです。昔から言われている『笑う門には福来たる』は精神的にも「身体的にも」いい意味があります。

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